日本の国土は約7割が森林で、そのうち4割が植林による人工林です。
その中で樹齢50年を超え、本来なら伐採・出荷されるべき状態であるにも関わらず、
十分な管理をされないまま放置されている森林が多く存在します。
その大きな理由は、木材の取引価格が採算に合わないという経済的な問題があります。
EEDは、特許取得(特許第3585919号※)の木精ガス製造プラントから生成される木質ガスを長時間安定燃焼できるバーナーを開発し、競合他社より少ない燃料(木質チップ)で発電するシステムの製造に成功しました。
2,000kw以下の小規模発電システムですが、伐採による燃料の調達から森林の再生までの時間軸を考慮し、その地域に最適な発電量と買取価格を設定することで、林業の継続的な発展及び再興を実現することができます。
そして、この発電システムでは発電までの行程で、木質ガスの他、木酢液(C2液)、タール、炭、温水の副産物を生み出します。これらの副産物を農業、漁業などに利用することで、今まではただ消滅していたエネルギーを人々の暮らしに役立てることができるのです。
森は約50年で元の姿に戻ると言われています。私たちは50年のサイクルでエネルギー作りと森づくり、そして地域の産業や人々の暮らしを支える街づくりを考えていきます。
私たちは、本当の意味での循環型の社会づくりを目指します。
※当該特許は現在切れていますが、バイオマス発電プラントとして当社で特許を取得し直す予定です。
当社のプラントでは、木質チップと井戸水の化学反応により可燃性の木質ガスを発生させます。
それを超ミスト化してボイラーで燃焼し蒸気を発生させ、その蒸気でタービンを回して発電する方法を取ります。
EED
埼玉美里町
発電所
(1,990kW)
埼玉県児玉郡美里町甘粕643番地
2020年4月稼働予定
EED
岩手町
発電所
(1,990kW)
岩手県岩手郡岩手町大字江刈内
2020年末稼働予定
EED
兵庫市川町
発電所
(1,990kW)
兵庫県神崎郡川町東川辺
2020年末稼働予定